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グーペで制作したホームページのセキュリティは安全?
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グーペ
は、HTMLやCSSなどのホームページ制作に必要な知識が無い方でも、簡単な操作だけでホームページを作成することができるツールです。
誰でも簡単にホームページを作成できるというメリットがある反面、セキュリティ面が気になるという方も多いと思います。ホームページを運営する上で、「簡単に更新できるの?」「制作・運用費用は?」という問合せが一番多いのですが?セキュリティを重視されるお客様もとても多く、重要なことです。
そこで、本記事ではグーペ
のセキュリティ面や、デメリットだと感じる点について、詳しく解説していきたいと思います。
グーペのセキュリティはかなり安全!
まずはじめに、グーペ
のセキュリティは非常に高く、安全性に優れています。
当方では、10年以上にわたり複数のグーペサイトを運用してきましたが、これまでにセキュリティ上の重大な障害やトラブルに見舞われたことは一度もありません。
ここでは、グーペ
のセキュリティが信頼できる理由を3つの観点からご紹介します。
1)日本企業による運用体制
グーペ
は、GMOペパボ株式会社(日本企業)が開発・運営しているサービスです。
同社では、情報セキュリティに関する基本方針を公開し、日本の法令に基づいた運用体制を整えています。
個人情報保護についても、保管・破棄・端末管理・社員教育まで、明確なルールのもとに徹底されています。
他の類似ツールには海外製も多く見られますが、日本国内での利用を前提とした安心感は、グーペの大きな強みといえるでしょう。
2)アプリケーションセキュリティ
常時モニタリングの実施
グーペでは以下のような常時監視を行うことで、問題の早期発見・対応が可能になっています。
- ・死活監視(稼働状況のチェック)
- ・レスポンス監視(表示の遅延がないか)
- ・エラーレート監視(異常なエラー発生の検知)
- ・キャパシティモニタリング(長期的な負荷状況の把握)
障害時の対応体制
万が一、障害が発生した場合は、情報セキュリティ責任者を通じて初動対応チームが迅速に対処します。
ウィルス対策
外部からアップロードされたファイルについては、最新のアンチウィルスソフトによりウィルスチェックが行われています。
脆弱性診断の実施
第三者機関による脆弱性診断を定期的(2年に1回以上)に実施し、脆弱性への対策を継続的に行っています。
データのバックアップと保存
利用者のデータは、物理的に離れたデータセンターへ暗号化通信でバックアップされ、安全に保管されています。
また、画像・メール等のデータは**複数ディスクに分散保存(冗長化)**されており、万が一に備えた設計です。
パスワードの管理
パスワードは暗号化された状態で保存されており、外部から読み取られることはありません。
3)ネットワークセキュリティ
不正侵入対策(WAFの導入)
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)により、Webサーバーに到達する前に不正アクセスを検知・遮断。
SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなど、Webアプリケーションへの攻撃からサイトを保護します。
これにより、なりすましログインや偽ログインページへの誘導なども防止されます。
通信の暗号化(TLS)
すべての通信はTLS(SSL)によって暗号化されており、IDやパスワード、クレジットカード情報などの盗聴・改ざんを防止します。
グーペのセキュリティ上の課題について
前述の通り、グーペ
は全体として高いセキュリティ水準を備えており、安心して利用できるサービスです。
しかしながら、一部の機能制限や運用面でのデメリットも存在します。
ここでは、グーペ利用時に考慮すべきセキュリティ上の課題についてご紹介します。
1)任意の日時にバックアップを取る機能がない
=障害発生時、ユーザー自身での復旧が困難
たとえば以下のようなケースで、問題が生じる可能性があります:
・サイトの更新時に表示が崩れてしまった
・万が一、不正アクセスによりホームページが改ざんされた
こうした場合、任意の日時の状態へ復元する操作は、ユーザー側では行えません。
グーペのシステム上、自動バックアップは実施されていますが、それを復元するにはサポートへの連絡が必要です。
また、復旧対応が有償になる場合もあります。
👇️ 対応策(自衛手段)
運用上の対策として、以下の方法をおすすめします:
・サイトの修正前に、該当箇所のテキストやHTMLをローカルにコピーして保存しておく
・表示が崩れた場合は、その保存データをもとに手動で修正を戻す
特に「お知らせ」などのテキストは、コピー&ペーストだけで簡単に保管できるため、日頃からの習慣として取り入れておくと安心です。
また、グーペには「HTMLソースを保管する機能」も備わっているため、重要なコンテンツは事前にソースを保存しておくことで、ほぼ同じ状態への再現も可能です。
ユーザー側でできるセキュリティ対策
グーペ
は高いセキュリティ体制を備えたサービスですが、運営者側でも日常的な対策を講じることが、さらに安全性を高めるポイントとなります。
ここでは、ユーザー自身で実践できる基本的なセキュリティ対策をご紹介します。
1)強力なパスワードを設定する
「password123」や「12345678」など、簡単に推測できるパスワードは非常に危険です。
第三者による不正ログインのリスクを避けるためにも、以下のような複雑なパスワードの設定が推奨されます。
・英大文字・英小文字・数字・記号を組み合わせる
・最低12文字以上
・意味のある単語や誕生日などは避ける
また、定期的にパスワードを変更することで、万が一情報が流出した際のリスクも軽減できます。
2)副管理者アカウントを活用する
複数人でサイトを運用する場合には、「副管理者機能」の活用がおすすめです。
この機能では、最大5名までの副管理者アカウントを作成でき、アカウントごとに更新可能なページや権限の範囲を制限することができます。
たとえば、「お知らせ」だけを更新するスタッフにはそのページのみ編集権限を与えることで、意図しない変更やミス操作を防ぐことが可能です。
3)公共Wi-Fi利用時の注意
カフェや駅、ホテルなどの公共Wi-Fiを利用してサイトを更新する場合は、特に注意が必要です。
公共Wi-Fiは暗号化されていない場合もあり、通信内容が第三者に盗み見られるリスクがあります。
安全に利用するためのポイント:
・重要な更新作業やログインは、なるべく自宅や社内など信頼できるネットワークで行う
・やむを得ず公共Wi-Fiを使う場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する
・ブラウザのURLが「https://」で始まっているかを常に確認する
これらを意識することで、盗聴やなりすましなどのリスクを大幅に減らすことができます。
以上、
「グーペのセキュリティはなぜ安全なのか」
「考慮すべき課題」
「ユーザー側でできる対策」
の3つの観点から、グーペサイトのセキュリティについてご紹介しました。
グーペは、中小規模のWebサイトに最適な、高いセキュリティレベルを備えたホームページ作成ツールです。
「大規模ではないけれど、セキュリティはしっかりしておきたい」という企業・店舗・個人事業主の方には、特におすすめできるサービスといえます。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にマザーシップウェブ制作事務所までお問い合わせくださいませ。