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常時SSL化で訪問者からの信頼をあげましょう!
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こんにちは、フリーランスのWebデザイナー、マザーシップのなるみです。
みなさん、常時SSL化という言葉を聞いたことはありますか?
ホームページ屋さんであれば常識中の常識ではあるのですが、業界の方でなければ「なにそれ美味しいの?」という感じの方も多いと思います。そんな方を対象に記事を書きました!
結論から言うと、(Web的に)美味しいところがたくさんあるので、常時SSL化はすぐに実装されることをおすすめします!
というよりむしろ、しないと不利な面が多くなってきたので、特別な事情がなければしたほうが良いと思います。
それでは、常時SSLすることにより、何が変わり、どんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
常時SSL化すると何が変わるのか?
1)ホームページのURLが変わります。
まずはわかりやすい変化から。現在のURLの「http://」の部分が「https://」に変わります。
http ://mothershipweb.jp/
のサイトは
https://mothershipweb.jp/wp2023/
に変わります。
これは、以下で説明する「常時SSL化をちゃんとやったよ!」という証明になり、訪問者を安心させる要因になります。
2)ブラウザによる警告表示が消えます。
最近、クロームやSafariなどの一部ブラウザで、「このサイトは保護されていません」「安全ではありません」という表記があるサイトをよく見かけると思います。
初期の頃は控えめなアイコン表示だけだったような気がしますが、いまではスマホでもがっつり言葉で警告がでるようになりました。
常時SSL化では何が行われ、どんなメリットがあるのか?
初心者向けの記事なので、難しい説明は省略しますが、「SSL」とは、インターネット上での「データ通信を暗号化する」仕組みです。暗号化することで以下にあげるメリットが発生します。
1)セキュリティ対策が行われる
暗号化することにより、お問い合わせがあった際などの個人情報が盗まれるリスクが抑えられます。
2)表示が早くなる
SSLにはデータを圧縮・軽量化する技術があるため、特にスマートフォンでは2~3割ほど表示が早くなるといわれています。
3)検索エンジン対策になる
Googleでは、2015年より常時SSL化された「安全なホームページ」を優先して検索結果で上位表示する旨を発表しています。
4)アクセス解析の精度向上
Googleアナリティクス、サーチコンソールなどでは、常時SSL化されたサイトのみで、「どんなキーワードで検索されたか」などの詳細を確認することが可能になっています。
逆にいうと、httpのサイトではどんなキーワードで検索してホームページに来たのかがわからないようになり、詳細な分析ができなくなりました。
常時SSL化のデメリット
1)設定変更が必要
httpからhttpsに変わることで、ホームページの設定を一部変更する必要があります。また、Googleアナリティクス、サーチコンソールでの設定変更も必要です。
作業にかかるコストは必要になります。
2)SNSのシェアカウントがリセットされてしまう
これはSSL化したことによりURLがhttpからhttps始まりに変わってしまい、SNS側から別のサイトとして認識されてしまうためです。プラグインによっては解決法がございます。
しかし、多くのデメリットが解消されているので、やるなら今!
数年前までは、常時SSL化に年間数万円という費用が必要だったのですが、最近は、多くのサーバーで「無料で発行できる証明書(SSLサービス)」が提供されるようになりましたので、多額の費用をかけずに作業ができるようになりました。(当方が作業する場合は、初回設定費のみご請求させていただいております)
また、以前は、ワードプレスのプラグイン、一部のアクセス解析、アフィリエイトサービスなどで、SSLに対応できなかったものがあったのですが、最近では、メジャーなシステムの多くがSSLに対応済なので、作業における不具合の心配も少なくなりました。その結果、設定費用も全体的に下がっているものと思います。
先に書いたとおり、保護されていないサイトのままだと、警告がでてしまい、いかにも危険な印象で、訪問者が問い合わせや閲覧をやめるきっかけにもなります。
良いサーバーを借りて、良いサービスやコンテンツを提供しているのに、簡単なセキュリティ対策が足りていないだけで損しているのは非常にもったいないことと思います。
企業やお店としての信頼を失わないために、まだ常時SSL化していないホームページは早めに対応させることを強くおすすめいたします!